取材レポートあり

有機JAS認証支援の仕事は、専門知識はもちろんのこと、生産者への深い共感と、日本の農業の未来を思う熱い心が必要とされる、やりがいの大きな仕事です！

農業ジョブ　取材担当者

中村魁

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取材レポートあり

一般社団法人日本販売農業協同団体連合会の求人

【30～40代活躍中／挑戦歓迎】変化やコミュニケーションを楽しめる方へ！日本の農業を支える有機JAS認証取得支援の仕事

正社員未経験歓迎 AT免許OK 残業月20時間以内社会保険完備

更新日：2025.05.29

全国の農家さんや販売先、たくさんの人と出会いがあります／日本の農業を守り広げるお仕事しませんか？

私たち「一般社団法人日本販売農業協同団体連合会」は、全国の農家さんや農業団体さんが丹精込めて作った農産物やこだわりの加工品を、その想いと共に全国の食卓へお届けするお手伝いをしています。
特筆すべきは、有機農産物、有機加工食品、そして有機農産物の小分けの認証事業者であるということです！つまり、農家さんが「有機JAS認証」という、いわば国のお墨付きマークを取得するためのお手伝い（セミナーを開いたり、直接畑に行ってアドバイスしたり）を、専門的な立場から深く行えるんです。そして、そうして作られたものが消費者に届くように販売のサポートもしています。「この野菜、こんな想いで作ってるんだよ」という農家さんの声を、私たちが代わりに伝えていく、そんなイメージです！

【この仕事の魅力】
この仕事の魅力は、毎日が新しい発見と出会いに溢れていること。全国の農家さんのところへ出張して、畑や田んぼで直接お話を聞いたり、時には作業を体験させてもらったりすることも。まさに、日本の食の最前線で働いている実感を持てます。
お仕事は、農家さんへのアドバイスから、販売ルートの確保、卸売業者さんとのやり取り、そして時には書類作成やデータ入力まで、本当にさまざまです。
最近では、インターネットで有機農産物を買えるように、EC事業も準備中！新しいことにもどんどんチャレンジしていく、活気のある団体です。また、世田谷区の学校給食に当会の有機米が採用されました。今後は他の区にも拡大していきます。

私たちの仕事は、ルーティンワークではありません。毎日が変化に富んでいて、やりがいを感じられる仕事です。
まずは話だけでも聞いてみたいという方もぜひご連絡くださいね。たくさんのご応募、心からお待ちしています！

【こんな方と働きたい】
入社後に有機認証に関する専門知識が身につけられますので、知識や経験は問いません。必要なのは、自分からどんどん動いてみようというチャレンジ精神と、農家さんに寄り添って一緒に頑張れるコミュニケーション力です。特に、「有機農業が気になる」という方なら大歓迎！

【賑やかで風通しのいい職場】
農業の知識がなくても、分からないことは先輩スタッフがしっかり教えますし、社内はいつもワイワイ賑やかで、質問もしやすい雰囲気なので安心してくださいね。どちらかというと、黙々と作業するより、みんなで意見を出し合いながら進めていくスタイルです。

【手当や制度が充実】
月給は30万円スタートで、頑張りはしっかり評価する環境です。残業は月平均10時間程度、また、住宅手当や家族手当なども充実しています。育児休業・介護休業なども制度が整っているので、プライベートとバランスを取りながら長く安心して働ける職場です。

【30代・40代活躍中】
これまでの社会人経験を活かして、農業界で新しい風を吹かせませんか？有機認証という専門性を武器に、「生産者の想いを形にし、消費者に届ける」。そんなダイナミックな仕事があなたを待っています。

【日本の食料自給率UPに貢献】
実は今、日本の食料自給率は38％と下降傾向なうえ、農家さんの高齢化も進んでおり、国産の農作物がピンチな状況です。私たちと一緒に有機認証機関の一員として、日本の食料自給率UPに貢献し、社会的意義の大きな仕事に挑戦しませんか？

【国立市の魅力】
オフィスのある国立市は、緑豊かな文教地区。JR中央線「国立駅」が最寄りで、新宿へも約30分とアクセス良好です。駅の南側には桜並木が美しい大学通りが伸び、お洒落なカフェや雑貨店も点在。落ち着いた環境と都市の利便性を兼ね備えた、働きやすい街ですよ。

募集概要

勤務地・交通

東京都国立市中1-9-8 第7叶ビル8階

（変更の範囲）会社の定める場所

業種

流通･商社その他農業関連企業

仕事内容

農家の有機農産物、有機加工食品の団体認証資格指導員（認証取得に向けた農家への援助）

《詳細》
・有機JAS認証取得支援（セミナー開催、現地訪問指導など）
・販売事業サポート（ルートセールス、卸売業者対応、熱意ある生産者のサポート、生産者の想いを伝える役割）

※少人数組織のため、業務は多岐にわたりますが、希望を踏まえた上で配属を行います。
※全国を対象とした出張があります。

《業務実例》
・書類整理：生産者申請データ入力
・出張：圃場、施設確認、生産行程管理、質疑応答
・営業：有機農産物、有機加工食品の販売

（変更の範囲）会社の定める業務

応募資格

年齢：50歳まで
経験：未経験OK
免許：普通自動車免許（AT限定可）
※経験者優遇
（年齢は長期勤続によるキャリア形成のため若年者等を対象

【求める人物像】
・主体的に行動し仕事を進められる方
・積極的にコミュニケーションを取れる方
・食や農業（特に有機）へのこだわりがある方

雇用形態

正社員〔採用予定人数：2～3名〕

雇用期間の定めなし

給与

月給300,000円 ※昇給あり
・試用期間：3ヶ月（試用期間中の給与は同額）

勤務時間

9:00～18:00（所定労働時間8h、休憩60分）
※時間外労働時間：有（月平均：10h）

休日・休暇

週休2日
※有給休暇：法定通り

福利厚生・待遇

・社会保険完備（雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金）
・通勤手当あり（上限あり）
・昇給あり（年1回）
・時間外手当あり
・住宅手当あり
・家族手当あり
・育児休業・介護休業制度あり
・定期健康診断あり

受動喫煙対策：屋内禁煙

寮・社宅

なし

農業ジョブ取材担当者のレポート

私たちの食卓に並ぶ「有機」や「オーガニック」と表示された食品。その信頼を支えるのが「有機JASマーク」です。この認証制度の支援に日々尽力されている中塚さんに、まずは仕事の核心とも言える「有機JAS認証支援」とは何か、その基本から丁寧にお話しいただきました。
「農家さんが『有機JASマーク』を付けて農産物を販売できるよう、国が定めた基準クリアを支援するのが主な仕事です。このマークがないと、『有機』や『オーガニック』と表示して販売することは法律で認められていません」と、その役割を明快に説明してくれました。

認証には、主に二つのきめ細やかなサポートが不可欠とのこと。一つは生産者の「生産行程管理者」という専門資格取得の支援です。これには所定の講習会参加に加え、3年以上の農業経験も求められるため、誰もがすぐにクリアできるハードルではないことがうかがえます。
もう一つは、作物を育てる畑や田んぼ（圃場）自体が、有機栽培の厳格な基準を満たしているかを確認する作業です。過去2年以上にわたり、化学合成された農薬や肥料が使われていないかなどを、栽培記録に基づいて農家さんと一緒に一つひとつ丁寧に確認していきます。

時には、認証取得に至るまで2年もの歳月を生産者と伴走することもあると言います。「私たちは単に審査をするのではなく、どうすれば有機農業を実現できるのかを生産者と一緒になって考え、心から援助する、そういう立場なんです」と、その真摯なスタンスを強調されていました。

日々の仕事で感じるやりがいについて尋ねると、中塚さんは「支援した農家さんが無事に認証を取得し、丹精込めて作った有機野菜が消費者のもとに届いていくのを見る時ですね。特に若い方が農業でしっかりと生計を立てられるようになった姿を見ると、本当に嬉しいです」とおっしゃっていました。
また、認証の仕事は書類作成だけにとどまりません。「例えば、マンゴー農家さんから相談があれば、実際に摘果作業を手伝いながら、どんな苦労があり、どんな技術が必要なのかを肌で感じることを大切にしています。現場を知らなければ、的確なアドバイスはできませんからね」と、現場に身を置くことの重要性を語りました。

その一方で、自然を相手にする仕事の厳しさも常に感じていると言います。「一生懸命取り組んでも、天候一つで収穫が大きく左右されてしまうのが農業です。特に有機栽培は、虫や草との絶え間ない戦いがあり、収量も安定しにくい。農家さんが苦労の末に作ったものが、規格外で販売できなかったり、十分な収入に繋がらなかったりする時は、本当にもどかしい気持ちになります」と、その胸の内を明かしてくれました。

全国の生産者のもとへ足を運ぶため、多い時には月に10日ほど出張することも厭わないそうです。「だからこそ、単に認証を取得するだけでなく、それがきちんと販売に結びつき、農家さんの生活を支えるものになるまでサポートし続けることが、私たちの重要な役割だと考えています」と、支援の先にある目標を力強く語ってくれました。

「まず、『人のために何かをしたい』という温かい気持ちをお持ちの方が、この仕事には不可欠ですね。私たちの仕事は、日々努力されている農家さんに寄り添い、心から支えることが基本ですから」と中塚さんは話します。そして、「農家の方々としっかりコミュニケーションを取れることも非常に大切です。時には方言が強かったり、個性豊かな方もいらっしゃいますが、そうした方々の懐に臆せず飛び込んで、『教えてください』という謙虚な姿勢で接することができれば、きっと大丈夫です」と、頼もしいアドバイスをいただきました。

現在活躍しているスタッフの方々も、必ずしも農業経験者ばかりではないそうです。むしろ、【食の安全や安心】といったテーマに強い関心を持ち、全く異なる分野からこの世界に挑戦してきた方も多いとのこと。「普段から食品の表示を気にしたり、食べ物がどのように作られているのかといったプロセスに関心を持てる方なら、この仕事に大きな面白さや、深いやりがいを見いだせると思いますよ」と、未来の仲間となるかもしれない方々へ、期待を込めた温かいメッセージを送ってくれました。