編集部のひとこと解説
加藤産業は、連結売上約1兆2,142億円(2025年9月期)、東証プライム市場上場の総合食品卸大手です。三菱食品・国分・日本アクセスと並ぶ食品卸業界の主要プレイヤーで、兵庫県西宮に本社を置き西日本を強みとしつつ、全国11支社体制で事業を展開しています。特徴的なのは、卸ながら自社ブランド「カンピー(Kanpy)」でジャム・缶詰・ピーナッツバターなどを提供している点で、業界内でも珍しく消費者との直接的な接点を持ちます。就活生からの知名度は食品メーカーに比べると控えめですが、業界トップクラスの規模・安定性・東南アジア中心の海外展開を持つ隠れた優良企業として評されることも多く、就職難易度は決して低くありません。BtoBの黒子として食のインフラを支える仕事に関心がある学生、食品業界を志望しつつメーカー以外の選択肢を検討したい学生に注目してほしい一社です。
卸売業でありながら自社ブランド「カンピー(Kanpy)」を保有し、ジャム・缶詰・ピーナッツバターがスーパー店頭に並ぶ。1958年の缶詰登場以来、消費者にも直接顔が見える食品卸としての側面を持つ。
募集概要
募集職種
[総合職]営業
セールスアシスタント
仕入
物流管理
物流企画
海外業務
情報システム
総務経理など
勤務地
本社ほか全国各支社・支店・営業所
初任給
[総合職(全国)]265,000円
昇給:年1回(4月)
賞与:年2回(6月・12月)
休日・休暇
①完全週休2日制、②祝日、③連続休暇(①~③を含め年間休日121日)※年数回の会社の定めた土曜出勤あり
年次有給休暇、特別休暇(慶弔休暇、永年勤続休暇など)、育児休業、介護休業
福利厚生・待遇
【諸手当】残業手当、休日出勤手当、通勤手当、家族手当など
【研修制度】新入社員研修、OJT研修、若手社員(1年~5年目)研修、営業スキルアップ研修、海外研修など
【福利厚生】健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、企業年金基金、従業員融資、従業員持株会、財産形成貯蓄制度、社宅制度、企業型確定拠出年金、会員制福利厚生サービス(ベネフィット・ステーション)
仕事内容
[総合職]として営業
セールスアシスタント
仕入
物流管理
物流企画
海外業務
情報システム
総務経理などに配属される一括採用。事業紹介ページによれば、営業・仕入・物流管理系の業務は、リテールサポート(小売業への提案・売場活性化、POS/ID-POSデータ活用)、マーチャンダイジング(多メーカー商品の品揃え、需要予測・発注)、ロジスティクス(全国物流網での多品種商品管理、小ロット多頻度配送・一括物流)、商品開発(自社ブランド「カンピー(Kanpy)」等の企画)といった機能を担う。
企業説明
加藤産業グループは、1945年に兵庫県西宮で飲料水卸売業「加藤商店」として創業して以来、「豊かな食生活を提供して、人々の幸せを実現する」ことをグループミッションに掲げ、食を扱う総合食品卸売業として成長してきました。「食のインフラ・食のプロフェッショナル・食のプロデューサーになる」という3つのグループビジョンのもと、メーカー・小売業・生活者という3人の顧客の「つなぎ」役を担っています。挑戦を続ける姿勢と社会性を重視する経営を通して、食文化の継承と持続可能な社会の実現に貢献し続けています。
事業内容
総合食品卸売業を柱に、常温流通・低温流通・酒類流通・菓子流通の各カテゴリと海外事業を全国11支社体制で展開する食品卸大手
メーカーから商品を仕入れ小売業へ届ける卸機能に加え、リテールサポート・マーチャンダイジング・ロジスティクスを一体運営し、缶詰・ジャム・ピーナッツバターなどで知られる自社ブランド「カンピー(Kanpy)」の商品開発、東南アジアを軸とした海外食品流通事業も手掛けている。
企業名
加藤産業株式会社
本社所在地
〒662-8543 兵庫県西宮市松原町9番20号
設立
1945年9月
従業員数
1,152名(2025年9月30日現在)
資本金
59億3,405万円
代表者名
代表取締役社長執行役員 加藤 和弥
加藤産業株式会社とつながる食業界企業
総合食品卸
物流・倉庫
の企業
総合食品卸が扱う商品は常温・冷蔵・冷凍あわせて数十万点にもなり、自前のトラックだけで全国に届けるのは難しい。そこで物流・倉庫と呼ばれる会社に配送や保管の一部を任せ、二人三脚で売場まで運びます。ドライバー不足のいま、共同配送や鉄道シフトなど新しい工夫も進む注目の現場です。
物流・倉庫とは
食品物流・倉庫は、常温・チルド(10℃前後)・冷凍(-25℃以下)の3温度帯を扱う専門物流で、コールドチェーンの根幹を担う業界です。代表企業はニチレイロジグループ本社、キユーソー流通システム、C&Fロジホールディングス、ヒューテックノオリン、日本水産物流など。全国の産地・工場から卸・小売・外食までを24時間365日つなぎ、鮮度と食品安全を守ります。ドライバー不足や2024年問題を受け、共同配送、幹線輸送のモーダルシフト、庫内ロボット化、AI配車などDX投資が活発化。消費者からは全く見えない存在ですが、冷凍食品や生鮮品が当たり前に手に入る日常はこの業界なしには成立せず、社会インフラそのものと呼べる領域です。
総合食品卸
二次卸・地場卸・サブディーラー
の企業
大手の総合食品卸が全国の個人商店や小さな飲食店まで一軒ずつ回るのは効率が悪い。そこで二次卸や地場卸と呼ばれる地域密着の会社にバトンを渡し、街のスーパーや個店にきめ細かく届ける仕組みが動いています。大きな網と細かな網が重なって、食品が日本の隅々まで行き渡っているんです。
二次卸・地場卸・サブディーラーとは
二次卸・地場卸・サブディーラーは、大手総合卸(一次卸)から商品を仕入れ、地域の小規模小売店・個人商店・地元飲食店に販売する中間流通事業者です。物流効率上、大手卸が直接配送しづらい地方の小口需要をきめ細かくカバーする役割を担います。全国に数百社規模で存在する地場問屋、酒類のサブディーラー、地域食品卸などが該当し、県内・エリア内に密着した商圏を持ちます。地元メーカーの発掘、店舗運営の相談、少量多頻度配送、独自の与信管理など、大手にはできない小回りの利いた支援が強み。人口減で経営環境は厳しいものの、地方の商店街や個人飲食店にとってなくてはならないパートナー的存在です。
総合食品卸
スーパー
の企業
スーパーに並ぶ加工食品や冷凍食品、飲料は、1社ずつメーカーから直接届いているわけじゃない。総合食品卸と呼ばれる会社が数百社の商品をまとめて仕入れ、温度帯もそろえて一括配送しています。棚割りや販促の相談にも乗る、売場を裏から支えるサポーターのような存在なんです。
スーパーとは
食品や日用品を中心に、消費者が日常的に利用する最も身近な小売業態。総合スーパー(GMS)から食品スーパー(SM)まで幅広く、生鮮三品(青果・鮮魚・精肉)、惣菜、加工食品を扱う。イオンリテール、セブン&アイ・ホールディングス、ライフコーポレーション、ヤオコー、首都圏で急成長中のオーケー、関西のライフや関東ローカルのベルクなどが代表格。産地との直接取引、自社PB(プライベートブランド)開発、店内加工に力を入れる企業が多く、農家や食品メーカーにとって最重要の販路となる。物価高対応や高齢化対応など課題は多いが、地域の食卓を毎日支えるやりがいの大きな仕事。
総合食品卸
CVS
の企業
全国5万店以上あるコンビニの棚は、毎日何度も商品が補充されて満たされています。この裏側を支えているのが総合食品卸と呼ばれる会社。24時間動く低温物流網で店ごとに必要な量を小分け配送し、PB商品の開発や販促にも関わる、コンビニに欠かせないパートナーなんです。
CVSとは
24時間営業を基本に、身近な立地で食品・日用品・サービスを提供する小売業態。国内はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社で店舗数約5.5万店に及ぶ寡占市場で、ほかにミニストップや北海道地盤のセイコーマートなどが特色を発揮する。おにぎり・弁当・サンドイッチ・デザートといった中食(調理済み食品)売上比率が高く、専用の惣菜メーカーや低温物流網を組み合わせた独自サプライチェーンを構築。原料調達では農家や食品メーカーと専用契約を結ぶことも多く、川上への影響力が大きい。1日1店あたりの高効率オペレーションと、絶え間ない新商品開発が魅力の業態。
総合食品卸
ドラッグストア
の企業
最近のドラッグストアは食品売場がぐっと増えて、スーパーと張り合う存在に成長中。この食品コーナーを支えているのが総合食品卸と呼ばれる会社です。メーカーとの交渉力と全温度帯の物流網を武器に、加工食品や飲料を大量かつ安く供給する。急成長チャネルを裏側で動かす面白いポジションです。
ドラッグストアとは
医薬品・化粧品に加え、食品や日用品も扱う複合小売業態。市場規模は8兆円超に拡大し、生鮮食品を扱う店舗も増えている。2025年12月にはイオン傘下のウエルシアホールディングスとツルハホールディングスが経営統合し、売上2兆円規模の日本最大ドラッグ連合が誕生。ほかに小商圏型フード&ドラッグで九州発全国展開のコスモス薬品、マツキヨココカラ&カンパニー、スギホールディングス、サンドラッグなどが並ぶ。低価格の食品品揃えでスーパー・コンビニと真っ向から競合し、食品メーカーにとっては急成長の重要販路。健康と食が交差する新しい売場を作る面白さがある。