日本酒の新たな価値を創造!自ら米を育て、田んぼの物語を体感し、酒造りに臨んでいます。
名古屋市緑区にある株式会社萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)は1647年創業の歴史ある酒蔵です。「九平治」という名前が代々襲名され、現代表で実に15代目。「日本酒に21世紀型の新しい光を当ててやりたい。」という思いを胸に、300年以上の歴史を引き継いでいます。先人たちがそれぞれの今に甘んじることなく、新たな輝きを求めて変わり続けてきた証として、現在の私たちが存在しているのです。
【酒造りは、田んぼから】
酒造家の使命は、米の品種の個性を最大限に引き出し、日本酒に生まれ変わらせること。しかし、お米を育てたこともなく、日本酒のことを語ってよいものか。もっと優れた素材を手にすることはできないか。そんな思いから、2010年自社での稲作をスタートしました。試行錯誤の末に、日本酒造家が理想とする「一粒が重い米」を栽培できる条件を見つけ出し、兵庫県の黒田庄にて酒米を育てています。
先人たち同様、歴史に甘んじることなく日本酒の新たな価値の創造を目指す15代目代表。原材料から最終製品まで一貫生産するドメーヌ・スタイルの新たな酒造りに取り組み、革新的かつ原点回帰された日本酒を生み出しています。
【新たな仲間募集!】
この歴史ある酒蔵で、あなたも「農」から始まる酒造りに参加しませんか?兵庫県黒田庄地区での酒米の育成と、本社での日本酒製造作業を一通りご経験いただいたのちに、ご希望と適性を加味して専任の業務を決定します。学歴や経験は問いません。稲作や日本酒造りに興味のある方、日本酒が大好きな方、ぜひご応募ください!
※この求人は採用人数に達したら終了します
【仕事内容】
11月~翌4月は本社での酒造準備・酒造をお願いします。酒米の洗いや麹づくり、仕込み、瓶詰め、商品の出荷作業などがあります。
酒米の作付け(稲作)は、兵庫県西脇市の黒田庄地区にて行っていただきます。4月~10月のうちの1ヶ月程度で体験、研修がありますので、農業未経験の方もご安心ください◎
【理想の米を育てる】
日本酒造家の理想とする米は「一粒が重い」米。固く小さな一粒のお米は、天候や土壌の影響を受けて驚くほど中味が変わります。自社での稲作を始めたことで、自然の前に人間は非力であるということを、太陽の尊さを、私たちは思い知りました。田んぼには毎年さまざまなドラマがあり、酒造りは田んぼから始まっているのです。
【日本酒の可能性を追求】
私たちがこだわり抜いて生み出した日本酒『醸し人九平治』は、パリでも「手造りの味がする」との高評価をいただき、3つ星レストランに採用されました。
良いものならば国境・文化・ジャンルを越えられると信じ、フランス料理とワインの本場のシェフ、ソムリエに向けてプロモーションを行っています。
【ナチュラルさを大切に】
『醸し人九平治』は、五味の立体感を楽しめる日本酒です。五味のなかでもナーバスなイメージの苦味や渋味、そして酸味をあえて大切にしています。素材に敬意を払い、過度なテクニックに依存せず醸された日本酒には成熟した果実味と気品・優しさ・懐かしさが宿ります。
日本酒がもっともっと“幸”多き品となるよう、 今後も尽力して参ります。
【職場の雰囲気】
20代~40代の幅広い層のスタッフが在籍しています。酒造という歴史ある業界ですが、当社では20代が中心となって活躍していることもあり、格式はありながらも活気あふれる職場です。
会社をあげての有給休暇取得推進など、スタッフに無理なく働いていただける環境を整えています。
【周辺環境】
西脇市には加古川、杉原川、野間川の3本の川があり、酒造に欠かせない水資源に恵まれた土地。
大阪・神戸まではおおよそ1時間と都市部へのアクセスも良好。また市内には総合病院やスーパーマーケット、ドラッグストアや家電量販店が揃っており、自然の豊かさと利便性が両立しています。