大切な農地を未来へ。地域農業の担い手として、町農林振興公社運営の支援をお任せします◎
鳥取県西南部に位置する日野町は、山と緑に囲まれた自然豊かで静かなまち。かつては、日本の近代化を支えた「たたら製鉄」による鉄の主産地であり、「出雲街道」の宿場、交通の要所として栄えてきました。国道やJR線が町の中央を走っており、 近隣都市の米子市までは車で約40分、大阪、広島までは3時間程度で行くことができます。
美しい自然、おいしい水やお米、そして歴史・文化の香りもあふれる日野町ですが、町の人口は2,728人、世帯数は1,264戸(令和5年12月1日現在)と、人口減少と高齢化が最大の課題です。町内の農地面積は約400haで農家数は約370戸。そのほとんどが兼業農家であり、少子高齢化による担い手不足が深刻化しています。
しかしそのような苦境の中でも、若手農業者らが中心となり青パパイヤやスイートコーンなどの特産品化を目指す、といった新しい取り組みも芽生えています。そこでこの度、「地域おこし協力隊」の新しい力を借りながらさらなる活性化の足掛かりをつかみ、地域の力の維持・強化を目指すことになりました。
【地域おこし協力隊員募集!】
今回お越しいただく方には「一般財団法人日野町農林振興公社」にて、主に持続可能な事務局体制づくりと地域農業の下支えとしての作業受託を担っていただきます。就任後、まずは町内の土地・農地の場所を学んでいただくことから始め、農作業を一つずつこなしながら地域性や人に慣れていってください。
期間満了後についても、町内に引き続き定住し、公社の後継者・地域農業の担い手としてご活躍いただけることを期待しています。日野町の農業を守り、発展に貢献してくださる方のご応募を心よりお待ちしています!
【日野町農林振興公社とは】
担い手のいない農家の農作業を受託し、農地の保全と効率的な農業経営を図るなど、地域農林業の振興と活力ある豊かな地域社会の実現に寄与することを目的に2013年に組織された一般財団法人です。メンバーは高齢化・後継者不足に悩む町内農家に寄り添う気持ちをもって常に丁寧な農作業を心がけており、町の農業を支える「最後の砦」として地域農家からの厚い信頼を得ています。
【活動内容例】
日野町役場産業振興課内にある公社事務局へ出勤し、当日の予定を確認・打合せのうえ各種作業を実施。事務作業は事務局、農作業等は町内の農地や公社作業場等で行っていただきます。雨天等の場合は事務作業を中心に実施することになります。
公社事務局は役場内にあるため、にぎやかな雰囲気です。農家の方も頻繁に来庁されるので、ご自身の名前や顔等を覚えていただける機会も多くあります◎
【生活の利便性◎】
勤務地である日野町根雨(ねう)は町の中心地域。半径1㎞以内に町役場、県出張所、病院、保育所、義務教育学校(小中一貫校)、県立高校、スーパー、コンビニ、ホームセンター、飲食店などが揃っています。なかには、町外・県外からの来客で連日行列ができる有名店や、ミシュランガイドに掲載された名店も!公営住宅も整備されており、JR根雨駅には特急列車も停車します。暮らしやすいコンパクトタウンです。
【充実の支援体制】
日野町では子育て支援の一環として、町内に居住されている方は第1子から保育料が全額免除。移住者の子どもが対象となる給付型奨学金制度もあります。
住宅については、移住者または若年世帯の方を対象に住宅の新築・購入・改修にかかる費用の1/2を補助(上限あり)する制度や空き家改修補助金制度等があり、移住定住支援にも力を入れて取り組んでいます。
【自然豊かな日野町】
日野町の主産業は農林業。清流に育まれた日野米を筆頭に、ソバ、白ネギ、シイタケ、そして幻のもち米とも呼ばれる鈴原糯(すずはらもち)、はぶ茶なども特産として有名です。
主な観光資源は県と町の鳥に指定されている「オシドリ」や、全国で一つしかない縁起の良い名前を持つ「金持神社(かもちじんじゃ)」など。近年ではラフティングやキャンプなど、地域の歴史文化や自然を楽しんでもらうエコツーリズムも盛んです。
【地域のおすすめスポット】
日野町から鳥取県第二の都市である米子市へは車で約40分、水木しげるロードが有名な境港市は約70分、島根県松江市へも80分ほどで行くことができます。
大山も30分と近いことからゴルフ場も多数あり、スキーなどのウインタースポーツを楽しむことも◎また、町を流れる日野川はカヌースラロームの適地で西日本屈指のコースとして知られており、毎年大会も開かれています。