「循環型酪農」で「人と地球の健康を考えた牛乳」を生産!
八ヶ岳南麓、標高1400mの清里高原に位置し、富士山・南アルプス・八ヶ岳連峰などを望む絶好のロケーションの中にある清泉寮ジャージー牧場。観光牧場とは異なり、1951年よりジャージー種の放牧飼育を主体とする循環型の酪農に取り組み、自然や牛たちのことを第一に考えた酪農を実践しています。
現在は東京ドーム15個分にもおよぶ72haという牧草地で、約90頭のジャージー牛たちがのびのびとストレスなく暮らしています。農薬を使わず牛の糞で作った堆肥を使い牧草を育て、その牧草を牛たちが毎日食べるという「循環型酪農」により、おいしく安心な「人と地球の健康を考えた牛乳」が毎日搾られています。牛舎もフリーストール方式を採用し、牛舎内でもつながれること無く自由に過ごせるようにしています。日本で飼育されている乳牛全体の0.7%程しかいないジャージー牛を飼育しています。
母体である公益財団法人キープ協会は搾乳した牛乳やその加工品を販売したり、牛乳や牛肉を使ったメニューをレストランで提供したり、学校団体やファミリーに牛のこと・牛乳のこと・酪農のことを学んでもらう機会を作ったり、240haという東京ドーム50個分の広大な土地を拠点にさまざまな先進的な事業に取り組んでいます。
【仕事内容】
搾乳、給餌、牛舎清掃、仔牛の育成、放牧地の管理など酪農全体に携わっていただきます。搾乳は毎日早朝と夕方の2回。初心者の方でも、丁寧にやり方をお教えします。新しい搾乳機を導入するなど、スタッフの負担も軽減できる環境を目指しています。月に1~2回程度はお客さんの案内をする仕事もありますが、日常的には生産の作業がメインです。
時にはアルバイトさんへの指示や作業の進捗管理などをお願いすることも!農場のマネージメントを長期でお任せできる酪農経験者は優遇します。出産や仔牛の育成も牧場内でおこなっていますので、ご自身の経験や専門技術を発揮しながら有機酪農・自然放牧の経験を積んでいってください。
【牛の一日】
牧場の朝は早く、夜明け前の午前4時頃から搾乳が行われます。その後、朝6時くらいからは広大な牧草地でのんびり放牧タイム。寝転がってリラックスしたり、仲間の牛とじゃれあったり、牛が体を動かしてストレスを発散できる重要な時間です。グリーンシーズンには新鮮な牧草を思いっきり食べ、生後間もない仔牛は牛舎の中でミルクタイムなどゆったりと過ごします。
放牧に行った牛たちはお昼前には牛舎に戻り、刈り取った牧草でランチタイム。午後3時頃には2回目の搾乳を行い、夏場であれば夜にも放牧を実施します。牛の睡眠時間は3~4時間ほど。ずっと眠っているようなイメージとは異なりショートスリーパーの生物です。
【有機JAS認証】
有機牛乳は作るためには、大量の無農薬・無化学肥料の牧草で牛を育てる必要があります。例えば牧草地に流れる川の上流に農薬を使う畑があっても、有機JAS規格の認証を受けることはできません。当牧場は標高1400mという高所にあり、きれいな自然環境が保たれています。そのため、清泉寮有機ジャージー牛乳は2009年にジャージー種としては日本で初めて「有機JAS規格」の認証を受けました。非常に濃厚で健康に良い、安心・安全な牛乳として自信をもって提供しています。
【三ツ星認証】
家畜にストレスを与えない健康的で快適な方法で飼育する考え方が、欧米を中心に広がっています。山梨県では国内の自治体で初めて独自の認証制度「やまなしアニマルウェルフェア」が創設され、当牧場は最も厳しい基準を満たした農場に付与される「三ツ星」の認証を2022年6月に取得。牛にストレスをかけない徹底した取り組みが評価された結果です。
【こんな方、大歓迎!】
敷地内に食堂やワンルームタイプの寮もご用意。寮はWi-Fi完備、家電付きで光熱費以外無料です。住宅手当の支給もありますので、ご希望があれば付近の住宅を一緒に探すことも可能。動物が好きで愛情をもって接することができる方、どんな仕事でも根気よく真面目に取り組める方、ぜひご応募ください!
【働きやすい環境】
最寄り駅のJR清里駅からは車で約5分。中央自動車道のICが近くにあるため、東京から車で2時間15分、名古屋からでも2時間45分と便利な場所にあります。電車でも新宿まで2時間30分ですので、休日の過ごし方にも困りません。