酪農が「やりたい仕事」になるように。現状維持ではなく、常に一歩先に挑戦しています!
大島牧場があるのは、日本の最北端に位置する北海道稚内市の声問村(こえといむら)。寒さゆえに牧草以外の農作物は育ちにくく、その分酪農業が盛んになったこの地に、東京ドーム20個を超える約100haの牧草地を構えています。
現在、約200頭の乳牛を4棟の牛舎で飼育し、おいしい牛乳を生産している当牧場。1945年の設立から稚内の酪農の歴史とともに繁栄を続けてきました。2018年にそれまで牧場を守ってきた先代が引退し、業界内では若手の30代の代表が誕生。紆余曲折を経ながら、着実に規模拡大をはかっています。
【酪農の未来・地域の未来のために】
就農当初は自分の牧場を大きくし収入を増やすことに必死でしたが、今は後継者を育てて次に繋げていくことを大きな目標に掲げる代表。この目標を実現すべく、近隣で離農した牧場を買い取り、その牧場で新規就農をしてもらうという仕組みづくりを進めています。地域の酪農家を増やしていくことで地元を活性化させるとともに酪農を盛り上げていくことが、当牧場の使命であると考えています。
【酪農を魅力ある職業に】
就農以来、周りのいろんな人に支えられ、助けられたおかげで酪農に向き合い続けることができたという代表。この時の経験があるからこそ、常に働き手のことを考えた勤務形態で、人にも牛にも優しい牧場を目指しています。
自身が子どもの頃「忙しそうだからやりたくない」と感じていた酪農を、今の子どもたちが「継ぎたい!」と思えるような仕事にしたい。やりたい仕事の選択肢の一つに酪農が挙がってほしい。そう強く願いながら、牧場を運営しています。
酪農に興味がありながらもきっかけが掴めず、最初の一歩を踏み出せずにいる方、ご応募をお待ちしています!まずは牧場見学からという方も、どうぞお気軽にご連絡ください◎
※この求人は採用人数に達したら終了します
【仕事内容】
搾乳作業をメインに、親牛・育成牛・仔牛の給餌や牛舎清掃など酪農作業全般をお願いします。作業はイチから丁寧に指導しますので、未経験の方もご安心ください!
当牧場では大型機械による搾乳作業の効率化をはかり、少人数での多頭飼育を可能にしています。またTMRセンターという牛の給食センターを活用することで餌づくりの負担等も軽減。資格取得支援など、より専門的なスキルアップが可能なサポート体制も万全です。
【代表はこんな人】
今でこそ地域発展のため、酪農業の未来のために日々奔走する代表ですが、もともとは酪農を継ぐ気もなく、高校から札幌へ、その後東京で服飾関係の仕事に就いていました。一度は地元に戻るも、またすぐに上京。しかし29歳の時、家族の体調不良を機に離農するという父の言葉を聞き、ふるさとがなくなるのは嫌だという想い、父が守ってきた牧場を終わりにしていいのかという想いが込み上げ、今度こそ本気で地元に戻り、牧場を引き継ぎました。
【牛に優しく】
当牧場では「フリーストール式牛舎」を採用。牛が自由に歩いて採食・飲水・休息などの行動ができるため、繋ぎ飼い牛舎と比較してストレスなく飼養することができ、動物福祉を実現することが可能になりました。牛が好きな量の餌を採食できるため乳量も増加。またこの方式を取り入れる際に牛舎のレイアウトを見直したことで、飼養許容頭数も増やすことができました。
【人にも優しく】
酪農の未来には「人」が必要です。常に働き手のことを考え、安心して働ける環境を整えています。例えば、週休3日、2.5日、2日など希望に合わせて休みの選択が可能。生き物相手の仕事のため、場合によっては長時間のシフトになることもあるので、あえて休みを多くしています。年に2回の賞与もあり、家族構成によって給与・勤務時間は柔軟に対応していきます。
【ピンチはチャンス!】
ずっと右肩上がりだった酪農業は今、非常に厳しい状況です。しかしこのピンチを事業を見つめ直す良い機会ととらえ、悲観するのではなく「どう乗り越えるか」を考えて次のチャンスに備えています。私たちと一緒に牧場を支えてくださるチャレンジ精神旺盛な方、お待ちしています!
スタッフからの意見や考えを柔軟に取り入れることができる少人数ならではの環境なので、成長意欲がある方にオススメの牧場です。
【移住者受け入れ実績あり】
この地域に酪農という産業を残すため、20年30年かけて次世代が働きたいと思える環境を整えていきます。そのために今は酪農の担い手の育成に力を入れており、道内外からの雇用を積極的に増やしています。敷金や礼金なしで住むことが可能な3LDKの一軒家も完備していますので、家族連れの移住でも安心です。
稚内空港には羽田までの直行便があり、北海道の最北端に住みながら都会へのアクセスも良好ですよ◎