地方で暮らす、農業で生活するという生き方を探る!
【主催】高知県立農業担い手育成センター
いま、社会環境の変化に伴って「今までの生き方を今後も続けるのか?」と疑問を感じ、「地方で生活するとはどんな感じだろう」「農家は具体的にどうやって生活しているんだろう」と感じ始めた人が増えています。
今年度第3回目のオンライン農業ツアーでは、2000年に四万十市で就農し、指導農業士やJAピーマン部会の部会長を経験し、後進の育成にも精力的励まれるピーマン農家の井本哲也さんに就農体験等をお伺いすることになりました。
日本最後の清流四万十川が流れる「土佐の小京都」高知県四万十市。豊かな自然と歴史文化が魅力です。
自然の中で暮らしてみたいけど、田舎すぎるのも不安という方には、ほどよく便利な暮らしができます。
毎年のように就農希望者が訪れる四万十市の、農業への支援体制もご紹介します。
当日は皆様からのチャットによるご質問にも随時お答えしますので、ご意見・ご質問をどんどんお寄せください。オンライン会議サービス「Zoom」での開催のため、全国どこからでも参加が可能です。高知県に移住を考えている方、就農を考えている方、情報収集している方など、お気軽にご参加ください。参加費は無料です。
高知で農業やらんかえ!~移住就農者編~
高知県は、全国でもトップレベルの野菜の産地。そんな高知県に県外から移住就農した先輩4組を紹介しています!
ぜひご覧ください!
【井本哲也さん】
2000年に会社員を辞め、奥さんの実家で栽培している施設ピーマンで就農しました。
現在就農23年目で、過去にはJAのピーマン部会の部会長を務めていました。また、指導農業士としても活躍されており、ピーマンで新規就農する研修生の受入経験もあります。
【ピーマン】
全国トップクラスの生産量を誇る高知のピーマン。肉厚で柔らかく、ビタミンCなど栄養も豊富です。サラダなどにはもちろん、熱に強いビタミンCがたっぷりなので加熱料理にもおすすめです。
冬春期のハウス促成栽培(11~6月)を中心に、夏秋期は露地・雨よけ(7~11月)で周年出荷しています。また、緑色のピーマンを樹で完熟させた赤ピーマンも栽培されています。
出展:あぐりの地から~ピーマン~
https://www.youtube.com/watch?v=UiY2PVxOwP4
【四万十川】
日本最後の清流として知られる四万十川。全長196kmで四国最長の大河です。四万十川の名前の由来については諸説ありますが、一説には数多くの支流(四万十の川)が合流している川であると言われており、井本さんのハウスも四万十川の支流のほとりに位置します。
【四万十市中村の市街地】
四万十川の下流地域に位置する四万十市の中村地区。今から約550年前の室町時代に京都の一条氏が幡多へ下向し、京都を模した町並みを造りました。碁盤の目状の町並みや大文字の送り火などの風景を残しており、土佐の小京都と呼ばれます。
また、太平洋に面するビーチは県内有数のサーフィンスポットで、サーファーの移住者も多い地域です。
【大文字の送り火】
大文字の送り火は、四万十市間崎地区の盆行事で小京都中村に夏の終わりを告げる風物詩です。
旧暦の7月16日に山の神を祭っている十代地山の中腹の草木を大の字形に掘り、そこに地区の各戸から集めた松明を配して焚火を行います。
約500年前、応仁の乱を逃れて中村に下った一條教房の息子、房家が教房と祖父兼良の精霊を慰め、京都を懐かしんではじめたと伝えられています。
【高知県立農業担い手育成センター】
高知県での新規就農を希望する方を対象とした講座・実習だけでなく、すでに就農している方の学び直しのためのリカレント講座、高知県への移住・就農希望者を対象とするオンライン農業ツアーやこうちアグリ体験合宿などのイベントも行っています。