“フルーツ大国”山梨県を盛り上げる事業。任期後も仕事として収入を得られるよう支援します!
【地域の紹介と、協力隊募集に至った経緯】
山梨県の西側、南亜アルプス山麓に位置する南アルプス市。美しい自然に囲まれた地域で、冬は寒さが厳しく、夏は気温が高いという盆地特有の内陸性気候が特徴です。
果樹栽培が盛んに営まれ、春から秋にかけてたくさんのフルーツが実る果樹園は、この地域を代表する景色となっています。
そんな地域を支える伝統文化である果樹農業が、高齢化によって衰退産業になりつつあります。
そこで今回「地域を盛り上げ、フルーツ大国山梨県を若いチカラでリードする!」という南アルプス市の想いに共感でき、果樹農業を一緒に盛り上げてもらう仲間を募集することになりました!
【就任~任期満了までの仕事の流れ】
▼1年目
◎まずは作業に慣れましょう
地元の農業法人にて果樹農業について学びます。
はじめは、さくらんぼ・キウイ・ぶどう・もも・あんぽ柿の栽培を通して、果樹農業の年間の流れを体験してもらいます。
一緒に働くスタッフやパートさん、近隣農家さんとも積極的に交流していきましょう!
▼2年目
◎1年目に学んだことをブラッシュアップしましょう
機械の正しい使い方や栽培技術において、前年の経験をもとにさらに深く理解するため、研修や随時話し合いをしながら作業を進めていきます。
▼3年目
◎経営について学びましょう
2年間の経験をもとに年間の計画を作り、作業の組み立てをできるよう研修を行います。
農産物の栽培だけでなく、仕事として収入を得られるように経営について勉強しましょう。
同時に、3年後に独立するか、そのまま就職するか話し合い、圃場の整備も行います。
3年間という短い期間ですので、研修後も質問を受けたり、状況次第では研修の延長をしたりしながら臨機応変に対応できればと思います。少しでも気になったことはどんどん質問してください。
同じ果樹農家の仲間として、3年後にしっかり収入をとれるようになれるまで、最後まで付き合っていける関係・環境をつくり支援したいと思います。ご応募お待ちしております!
【受け入れ先紹介】
桃、さくらんぼ、キウイ、すもも、あんぽ柿などの生産・加工を行う「株式会社カンジュクファーム」にて活動をしていただきます。
平成26年に会社を設立し、令和2年度には認定農業者にも選ばれた優良農業法人です。
協力隊受け入れ責任者で、カンジュクファームの代表取締役の生駒さんは、東京農業大学を卒業後、農業法人で3年間修業し会社を立ち上げました。
一緒に働くメンバーはパート、アルバイトを合わせて4~8名です。20代、30代が中心に活躍しているため、ワイワイ楽しい雰囲気の職場です。
【受け入れ責任者の生駒さんからメッセージ】
南アルプス市の地域おこし協力隊に興味を持ってくださりありがとうございます。せっかく農業に挑戦していただくからには、3年後に向けて「食べていける農業」ができるように全力で支援いたします。
果樹は、他の野菜とは違い、種を蒔いてからすぐに収穫ができるわけではありません。最初は、20センチにも満たない小さな苗木が、4,5年を経て収穫の時期を迎えます。ゼロから我が子のように育てた果物を収穫するときは、本当にワクワクしますし、他の仕事では味わえない喜びがあります。
果樹農業を通して、地場産業を一緒に守っていく仲間になれたら嬉しいです。
【2020年移住希望地ランキング2位】
山梨県は2020年の移住希望地ランキングでは、前年の5位から順位を上げ、全国2位となりました(※)。
都心へのアクセスもよく、富士山や南アルプス、八ヶ岳など雄大な自然に囲まれており、移住支援制度も充実しています。
都心からの先輩移住者も多く、安心して移住することができると思いますよ。
※ふるさと回帰支援センター調べ
【仕事の楽しさ】
果物の最盛期には、毎日が初日の出の感覚で、太陽より前に仕事を始めることもあります。冬は日が沈むのも早いので、夜長を楽しむことができます。
また、出荷する果物が美味しいか確かめるために、収穫作業をしながら味見をすることもあります。規格外の生産物をたまに持ち帰ることができるのも楽しみのひとつです。
【仕事の大変なところ】
自然を相手にする仕事であるため、夏と冬で繁忙期、閑散期があります。臨機応変に動かないといけないので、リズムを掴むまで大変に感じるかもしれません。
【休日の過ごし方】
富士山の絶景ポイントを巡るのはもちろん、櫛形山から甲府盆地を見渡す景色のトレッキングコースもおすすめです。芦安温泉やサントリー天然水白州工場ほか、観光スポットには困りません!