借り上げ社宅あり/世界的な審査会で最高評定の三つ星獲得/生産、育成、加工、販売まで一貫体制を確立
【私たちの事業紹介】
日本で生まれた豚を、日本で育て、日本で加工し、日本の食卓へ。
1960年、神奈川県平塚市にフリーデンの前身である曽我の屋養豚株式会社が誕生しました。時代は、戦後復興から高度成長期へ。良質な動物性たんぱく質を届けるという使命を担いながら、養豚を事業として確立したいという強い志から生まれたのです。
全国の養豚農家の1戸当たり飼養頭数が2.5頭だった時代。創業者たちは、1000頭規模の豚を飼養する「企業養豚」と呼んだ大事業を成し遂げ、やがてアメリカで得た知識や技術、自分たちの経験に基づくノウハウを全国の養豚家に公開していきました。日本養豚の産業としての近代化と豚肉の肉質改善・消費拡大に貢献したのです。
フリーデンとは、ドイツ語で「安全」「安心」「心の豊かさ」などの意味。消費者に安全・安心な豚肉を届けたい、おいしい豚肉を食べてほしいという気持ちで、豚を育て、加工し、販売しています。
【理念と強み】
当社の企業理念「安全・安心・おいしさ」は、すべて「一貫システム」が生み出します。
フリーデンは、この理念の追及のために、養豚から肉の加工・流通をはじめ飲食店経営まで一貫して自社で行ってきました。このシステムの強みが、「情報の共有」。各部署から発信された情報は、速やかに関連部署にフィードバックされ、品質管理・作業改善・商品開発に生かされています。
この理念を追求、自社で育種改良を繰り返し、2001年にはブランド豚「日本の豚 やまと豚」を生み出しました。国内外でその味は高い評価を得ています。しかし、フリーデンが、「安全・安心・おいしさ」の追求をやめることはありません。日本で初めて養豚において農場HACCP認証を獲得。DNA技術を豚のトレーサビリティシステムに導入したのも、フリーデンが初めてです。このようにフリーデンは、日本の養豚のパイオニアとして常に前進していくのです。
生き物相手の仕事のため、日々の仕事の中でさまざまな変化が見られること。自分の管理次第で豚の良し悪しが変わること。世話をする中で豚の個性を感じられること。当社での仕事でしか感じられないおもしろさがあります。
まず、話を聞きに来てみませんか?たくさんの方にお会いできることを楽しみにしています!
【特徴・優位性】
企業理念の「安全・安心・おいしさ」を追求して、2001年に生まれたブランド豚、それが「やまと豚」です。東北大学の協力を得て育種改良を常に行い、日本人の味覚に合わせた肉質へ改善。選び抜かれた3種類の純粋種の豚を掛け合わせ、グレードの高い種豚を生み出しています。
国内には他の企業が生産した種豚を導入している養豚場も少なくありませんが、当社は直営農場で種豚を生産し、自社内で生産ピラミッドを確立しています。これが安全・安心な豚肉を安定的に供給できる最大の理由であり、現在はDNA情報から生い立ちをトレースすることが可能。品質を科学的に証明できる点においても、『やまと豚』は国内有数のブランドと言えるでしょう。
【先輩社員からのメッセージ】
<帯広畜産大学卒/2014年入社 女性>
フリーデンに決めたのは、農場を見学したとき、豚に囲まれて穏やかな表情で仕事をしている先輩たちが、「待ってるよ!」と言ってくれたからです。配属されたのは分娩部門。お産の介助・仔豚の取り上げ、母豚と仔豚の体調管理、豚舎の衛生管理、分娩実績の管理などが主な仕事です。入社から成長したと思うのは、苦手だった母豚への注射ができるようになったこと。そして母豚の変化に気づいてあげられるようになったことですね。
<岩手大学卒/2011年入社 男性>
豚の習性や生態、栄養学や薬学の他、機械(自動給餌装置、洗浄機器、自動車等)の仕組みについて、私は日頃から、他の農場を巡回している獣医師の見解を聞き、文献を取り寄せて知識を蓄えていますが、初めて見聞きすることがたくさんあり、本当に奥の深い世界だと思います。興味を持たれた方はぜひ一度私たちの農場を見学に来てください。たくさんの驚きと感動と笑顔に出会えると思いますよ。
【ココが自慢】
<優秀な種豚を創造する原種牧場>
フリーデンでは、原々種豚から徹底管理した育種改良と飼育を行っています。品種は、雄系は強健性があり肉回りの優れたデュロック種を、母系には、子育てがうまく健やかな発育をするランドレース種と大ヨーク種を採用。「三元静止交配」という手法を取り、肉質をコントロールしています。また、新技術やノウハウを積極的に導入して、肉質を追求し続けています。
<JGAP認証の肥育牧場>
広大な自然の中に建つ近代的な設備。それがフリーデンの肥育牧場です。JGAPのガイドラインに沿って厳しく衛生管理が行われています。そこで、優れた資質を持つ親豚同士の人工交配が行われ、元気に誕生した豚がのびのびと育っていくのです。
【代表メッセージ】
“「生命(いのち)の環(わ)」を大切に”
食事の前に「いただきます」と手を合わせる意味は、「あなたの生命を私の生命にさせていただきます」を短くしたもので、昔から日本の食文化は「生命の環」というものを大切にしています。当社も日本の食文化の原点にたち返り、動物性タンパク質の供給のみならず、大地へ肥料の還元・農産物の収穫など、地域への貢献も含めた新たなチャレンジを進めてまいります。
フリーデンは今まで以上に「生命の環」を大切にし、子供たちにきれいな地球を残せるような「人と環境に優しい企業」になることを目指していきたいと考えています。
【キャリアステップ】
生産技術職として新卒で入社する社員の多くは種付け、分娩、肥育、育成部門で経験を積み、環境部門(糞尿処理・糞のコンポスト化)を経てマネージャー職へのキャリアップを目指していきますが、一定の経験を積んだあと、製造職、営業職として活躍することも可能です。全社員が安心して仕事に打ち込める環境を用意することも私たちの使命と考えていますので、本人の意思だけでなく、家族の事情による異動希望に対しても柔軟に対応しています。
【海外研修もあり!】
生産技術職で一定期間の実務経験(5年程度)を積んだ社員を対象とする海外研修を実施。最先端技術で種豚の品質改良を進めているアメリカの大規模農場への派遣を40年にわたって継続しています(現在はインディアナ州の農場へ派遣中)。大学への短期留学(2週間~)も可能で、多くの先輩たちが栄養学や環境工学を学び、農場での業務改善に役立てています。