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津山市で農業ぐらし、してみませんか?新規就農者にオススメの津山の魅力とは!?

「農業に関心がある」「実際に始めてみたい」と考えている方は津山市で農業を始めてみませんか?

都会過ぎず、田舎過ぎない”ちょうどいい田舎”津山市での農業の魅力をお届けします!

津山市とは?

津山市の基本情報

津山市の風景 鶴山公園

津山市は岡山県北東部、鳥取県との県境に位置する岡山県で三番目に大きい街です。

日本100名城の一つであり、日本さくら名所100選にも選ばれる津山城が全国的に有名です。特に桜の時期には毎年多くの観光客が訪れます。

交通アクセスについては南北を縦断するJR因美線、南部には東西に続くJR姫新線と中国自動車道を有し、県庁所在地の岡山市までは車で1.5時間、大阪まで約2時間と周辺都市へのアクセスも良好です。

津山市の農業とは?

津山市の地理と気候について

津山市は中国山地に囲まれた盆地型の地形であるため、一日の寒暖差が大きな内陸性の気候です。津山市の気候が生み出す絶景の一つに雲海があります。運が良ければ、冬の早朝に山肌を覆う霧が朝日に照らされる幻想的な雲海をご覧になることができます。

津山市の雲海
津山市の主要農産物

津山市の主要農畜産物

津山市の主要農畜産物は米、小麦、つやま和牛、ブドウや梨といった果樹になります。津山市は米の栽培が盛んで、あきたこまちやきぬむすめを中心に作付けされています。津山の豊かな水、一日の寒暖差の中でたくましく育った野菜や果物はみずみずしいと評判です。

津山市の特産品

ショウガ、ブドウ、小麦、黒大豆、つやま和牛、ジャンボピーマンの名産地としても有名です。
なかでも津山のショウガの栽培は昭和20年代から続いています。収穫してすぐのものを新ショウガとして、一定期間温度管理をして施設で貯蔵したものを囲いショウガとして出荷しています。

津山市の特産品
津山市地域活性事業

津山市地域活性事業

津山市では地元農産物を使った商品開発が積極的に行われています。
なかでも津山の肥沃な土地で育った小麦『ふくほのか』を使用し、津山地域内の菓子職人らが共同で開発した『津山ロール』は津山を訪れたら必ず買っておきたい一品です。

津山で農業を始めるメリット

農業に適した気候と地理

一日の寒暖差が大きいと、温度の高い昼間は光合成が活発になり、温度の低い夜間は呼吸が抑えられるため、作物の糖度が上昇します。そのため糖度の高さが重視されるブドウなどの果樹の栽培に適しています。

津山市はその土壌の肥沃さも特徴です。その昔、海の底にあった地層のミネラルをたくさん含み肥沃な土壌を生み出しています。豊かな水資源も相まって水稲や葉野菜、根菜の栽培が活発です。

地元市場と流通について

津山市の地理

農産物の流通についても津山市は多くのメリットを持ちます。
まず、津山市自体が人口10万人近い大きな市場であるため、地産地消により、物流コストを抑えられるメリットがあります。そして、岡山市や関西圏、広島との交通アクセスの良さから周辺都市の消費市場とも相性がよく安定した供給が可能になっています。

津山市の農業支援について

津山市農業振興課や岡山県農産課が新規就農希望者向けの相談会や農業体験の窓口を開いています。

また、津山圏域外から津山市へ移住希望の方に、市内で農業を営む団体や農業法人の協力のもと、津山地域の農業体験をマッチングする『農業トライアルワーク』という事業があります。農業を通じて、津山地域の暮らしや人を知ることができます。

津山市で農業を始めてみたい方は津山市の移住関連情報が満載の移住・定住ポータルサイトLIFE津山をご覧ください!

津山市の農業ビジネス

曲辰の白桃ジャム

持続可能で強い農業の実現のために津山地域版「農業ビジネスモデル」の核として地域商社つやまエリア 株式会社 曲辰(かねたつ)が設立されています。
地域の農業者の所得改善のため津山市周辺の農産物の一次産品と加工品を取り扱い、それらの付加価値向上、ブランド化に貢献しています。津山市産の大粒シャインマスカットや白桃ジャム、無花果ジャムといった加工品が目玉商品です。

また『曲辰』は農業人材確保のために農業支援セミナーや農業支援事業といった育成プログラムも運営し、津山農業に大きく貢献しています。

津山市の魅力

子育てしやすい街として人気急上昇中の津山市。

豊かな自然を有する津山市。実は最近移住先として注目を集めているのです!
都会の喧騒から離れつつも、周辺都市へのアクセスが良い点や居住費用の安さ、就職機会の多い等の理由から『田舎暮らしの本2024年度版』が集計した第12回住みたい田舎ランキングにおいて各部門上位にランクインしています。

インタビュー

横のつながりを大切に農業を営む田邉晃次さん

Q1. 津山市で農業を始めたきっかけを教えてください。

【津山市へと移住したきっかけ】

田邉さん
自然豊かな環境で米を作りたい、田舎のきれいな水で作った米を食べてもらいたい、ブランド化したいという思いがありました。また、中山間や田舎の人手不足に危機感をもっており、山間部の現状をなんとかしたい、中山間での農業が大事とも考えていたからです。
共通の知り合い経由でたまたま地元の方とつながり、岡山県倉敷市から津山市加茂町に移住しました。加茂地区は『清流と有機の里』と呼ばれるほど水がきれいなところです。その方のもとで働きはじめ、1年後に独立したかたちになります。

【津山市へと移住してからの変化】

田邉さん
独立後はブランド米を作ろうと意気込んでいましたが、一人で全てやることは不可能なことに気づきました。そんなとき、JAつやま青壮年部の仲間と出会い、農業は横のつながりがないとうまくいかないことを実感しました。

Q2. 津山市の農業の特色を教えてください。

【多様な選択肢の津山農業】

田邉さん
岡山県はフルーツ王国と呼ばれるほど、県全体で果樹が多いんです。津山をはじめとする県北では、畜産も有名。和牛農家もおり、ブランド化も進んでいます。津山産小麦『ふくほのか』も作っていますし、いろんな選択肢があります。
ジャンボピーマンや黒大豆、シキミなど津山市内でも地域ごとに特産の作物があります。ブランド化できているものもありますし、そうでないものもまだまだあります。水稲も多いですが、兼業でされている農家さんが多いと思いますね。みなさん作物をうまく組み合わせながら出荷しています。移住してきた方はブドウ農家として新規就農することが多い印象があります。

【田邉さんの農業】

田邉さん
僕は米で10ha、小麦・大豆などで7ha程度の農地を管理していますが、飲食業への安定的な供給をできるようにしたいです。LAアライアンスのグループ全体では200ha程度の農地を管理しています。
田邉さんの管理する水田
田邉さんの管理する水田

Q3. 津山市で農業を始めてみて、意外だった点を教えてください。

【地域コミュニティが不可欠】

田邉さん
Q1でも話したように、米のブランド化についてです。田舎で作った米をいろんな人に食べてもらうため、ブランド化したいという理想を持っていたのですが、米の生産、販売など全てのことを一人でやることは難しく、キャパオーバーしてしまい、一人はどこまでいっても一人だと実感しました。
また、人付き合いについて。田舎は人との距離が近いと言われますが、それは今まで地域で協力し合って生きてきた証なんだなと思います。便利な時代になっても困った時はお互い様の気持ちや、助け合う「結」の精神は忘れたくないですね。なにより、一人ぼっちで作業するよりみんなで協力して成し遂げた方が楽しいですから。その部分は米作りも田舎暮らしも同じです。

【移住を考えている人へ】

田邉さん
加茂町知和の自治はすごくしっかりしているし、移住者の受入体制も強い。僕は今、加茂町の空き家を購入して住んでいるのですが、そこも地域の空き家部会が掃除などの手入れをしていたところでした。加茂町の空き家を購入して住み始める県外からの移住者の方もいます。移住組のつながりがちゃんとありますし、人付き合いは悪いことじゃないです。
移住後のギャップをなくすために、津山の農業や津山での生活を体験してみるのが良いと思います。市が窓口となって新規就農支援金も出しています。LAアライアンスでもいいし、どこかで研修等をして、そもそもの向き不向きを理解することが大事です。新規就農を考えはじめたら、津山市や僕たちLAアライアンスに相談してください。

津山市では、移住前に短期間滞在して津山ぐらしを体感できる、トライアルステイ(お試し住宅)を提供しています!

Q4. 津山市のおすすめグルメ、おすすめスポットはありますか?

田邉さん
定番のものしか言えないですけど、やっぱり牛肉。改めて考えてみれば、倉敷にいたころは津山ほど、独立した店舗型の精肉店を見なかったかも。先輩の店もあるし、精肉店はおすすめですね。

Q5. 津山市に移住を考えている方に一言お願いします。

田邉さん
農業としての関わり、田舎での生活としての関わり、いろんな関係がありますが、関わりを持ってくれる人が増えるのは悪いことじゃありません。農業をガッツリするのでも、家庭菜園レベルでも、地域に関わってくれる人が増えるのはとても嬉しいことです。
LAアライアンスでも収穫体験など、遊びにきやすい仕組みをいろいろと作っているので、ふらっと遊びに来てくれるだけでも嬉しいです。
農機のメンテナンスを行う田邉さん
農機のメンテナンスを行う田邉さん

津山市での就農を手助けする『LAアライアンス』

田邊さんが津山市の仲間たちと運営する『LAアライアンス』は、条件不利のある中山間での持続可能な農業を実現するため、地域コミュニティとの連携や新規就農者向けのセミナーなど、様々な事業に取り組んでいます。

津山市で農業を始めるメリット

・稲作、果樹栽培、畑作に適した気候と地理
・消費市場と近く安定供給が可能
・支援に関する窓口が充実している
・津山の暮らしやすさ

以上4点が津山で農業を始めるにあたっての主なメリットになります。
津山市は新規就農者にオススメな移住先と言えるでしょう。

津山で農業を始めようと考えている方へ

美作滝尾駅と小麦畑

何かを新しく始めるときは横のつながりが大切です。
LIFE津山で紹介されている移住支援制度などを積極的に利用して自分に合った新生活を見つけましょう!!

津山市の農業に興味のある方、移住を考えている方は津山市の魅力、最新情報を掲載する岡山県津山市移住定住ポータルサイトLIFE津山をご覧ください!

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