モニタリングと環境制御技術を駆使しつつ作物の反応を観察・記録しながら安定した農業を目指します。
地方だからできること!農業で起業する魅力!
【主催】高知県立農業担い手育成センター
季節の変化や天気に左右されやすい農業において、安定した農業経営を続ける篤農家技術をマスターしようにも、「勘と経験の世界」のため、説明を聞いてもなかなかピンとこない。栽培を始めても、今のままでいいのか?それとも気がついていないだけで状況は悪化しているんじゃないか・・?
そんな不安を払拭するためにデジタル機器を駆使してハウス内環境を「見える化」する動きが全国的に拡がっています。
今年のトークセッションでは、全国に先駆けてデジタル機器を駆使したシシトウ栽培を行っている古川さんに、お話しを伺います。古川さんは高知県須崎市でハウス内環境モニタリング装置や各種環境制御技術をいち早く導入しました。その結果、多くのデータを入手できましたが、1年目はそれらデータを栽培管理に活かすことはできませんでした。古川さんはどうやってデジタル機器を駆使したデータ駆動型農業を実践できるようになったのでしょうか。
また、古川さんが所属するJA土佐くろしおは、農家が使いやすいモニタリング装置を業者と共同開発しました。全組合員がデータ駆動型農業を実践することを目標に営農指導活動を推進する山下営農指導員のお話もお伺いします。
当日は皆様からのチャットによるご質問にも随時お答えしますので、ご意見・ご質問をどんどんお寄せください。オンライン会議サービス「Zoom」での開催のため、全国どこからでも参加が可能です。高知県に移住を考えている方、就農を考えている方など、お気軽にご参加ください。参加費は無料です。
高知で農業やらんかえ!~移住就農者編~
高知県は、全国でもトップレベルの野菜の産地。そんな高知県に県外から移住就農した先輩4組を紹介しています!
ぜひご覧ください!
神奈川県の商社で水産物の仕入れのお仕事していた古川さん。プランターでの上手な野菜の作り方を尋ねにふるさと回帰支援センターに問い合わせの電話をしたところ、就農相談会を紹介されました。たまたま開催されていたこうちアグリスクールに参加し、気がついたら高知県立農業担い手育成センターで平成27年から1年間の長期研修をスタート、高知県での就農に向けて一歩を踏み出したのでした。今では高知県の先駆的シシトウ農家として活躍中です。
見学者にシシトウの説明をする古川さんです。
JA土佐くろしおの営農指導員、山下裕司さん。高知県環境制御技術普及推進員を務める農家指導経験22年のスペシャリスト。パネリストとしてお話しをしていただきます。
高知県農業振興部農業イノベーション推進課データ駆動型農業推進担当小笠原香チーフ。当日は、データ駆動型農業へ大きく舵を切る高知県農業の推進役として、基調講演をしていただきます。パネリストとしてもお話しをしていただきます。
シシトウは、見た目は小さいけれど、レストランや居酒屋など業務筋で需要の高い高級野菜です。作付け面積、出荷量とも高知県が全国一です。加熱しても変色しない鮮やかな緑色で、そのままの形で料理に使える一口サイズの大きさが魅力です。
SAWACHI画面 ハウス内環境をわかりやすく盛り合わせています
高知県が開発した「SAWACHI」。様々なメーカーのモニタリング装置のデータを取り込むことができます。JAへの出荷データだけでなく、ほかの農家とのデータも共有して、参考にできる仕組みを構築しようとしています。語源は大きなお皿に色々な料理を盛り合わせる高知県の郷土料理「皿鉢料理」です。
高知県名物皿鉢(さわち)料理。大きな皿に何でも乗せる。前菜、オードブル、寿司、肉、魚……。
デザートはなぜか必ず羊羹。
出典:農林水産省ウェブサイト
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sawachiryori_kochi.html