群馬県の農業って?魅力やエリア毎の特徴について知ろう!
利便性の高さや恵まれた立地条件から、若い移住者や就農希望者が増加している群馬県。その魅力や各地域の特色をご紹介します!
群馬県ってどんなところ?
関東北部に位置する群馬県は、豊かな大自然や多くの魅力的な温泉地がある一方、高崎駅から東京駅まで新幹線で50分で行けるなど、都内へのアクセスが便利な立地です。
また、群馬県の地形は南東部を嘴(くちばし)にして、両翼を広げて空を舞う鶴の姿の形状をしており、面積の約3分の2が丘陵山岳地の内陸県。
海から遠く、山々に囲まれているなど、地形上のさまざまな理由から地震や台風、水害の被害が少ないことがデータで示されています。
そんな便利さや住みやすさといった群馬県の魅力が注目され、他県からの移住者や企業進出は近年増加傾向にあります。
群馬県の農業の特徴って?
恵まれた自然環境や日照時間の長さ、大消費地に近く、輸送コストを抑えて出荷しやすいといった有利な立地条件などを生かして、群馬県では野菜や畜産など多彩な農業が各地で営まれています。
中でも特産物のこんにゃくいもは、全国収穫量の90%以上を占め、製粉や加工、流通といった関連産業も含めて、地域経済に大きな影響を与えています。
また、ほうれんそう(東部・利根沼田地域)や夏秋キャベツ(吾妻地域)、夏秋なす(西部・東部地域)は出荷量が全国第1位、きゅうり(中部・東部地域)は全国第2位です。
そして畜産分野では、乳用牛・肉用牛・豚・採卵鶏のいずれも飼養頭羽数が全国10位以内と、群馬県は全国有数の農畜産物の産地なんです。
群馬県の農業を地域別に見てみよう
利根沼田(とねぬまた)地域
市町村
沼田市・みなかみ町・片品村・昭和村・川場村
主な作物
りんご、こんにゃくいも、切り花アジサイ、キャベツ、トマト、ほうれんそう、レタス、いちご
特徴
山間部と牧草地や畑の広がる高原地帯を生かした、観光業や農業が盛んなエリア。夏場の昼夜の温度差を利用した夏野菜の生産や、準高冷地帯の気候を生かした施設野菜・蒟蒻栽培が盛んです。雄大な自然の中でスキーなどアウトドアが楽しめるのも魅力です。
吾妻(あがつま)地域
市町村
長野原町・東吾妻町・中之条町・草津町・高山村・嬬恋村
主な作物
スイートコーン、鶏卵、スプレーぎく、はくさい、キャベツ、レタス、山野草
特徴
高冷地の冷涼な気候や、豊かな土壌と水を生かした農業が盛んなエリア。標高280~1,200mの標高差を生かして、葉物野菜、六合の花弁、夏野菜など多様な農産物や畜産物が生産されています。また草津温泉など各地の名湯が人気のほか、北軽井沢など別荘が多い場所としても知られています。
東部地域
市町村
みどり市・桐生市・桐生市・太田市・館林市・大泉町・邑楽町・千代田町・板倉町・明和町
主な作物
ほうれんそう、きゅうり、トマト、なす、ねぎ、やまのいも、米、いちご、鉢カーネーション、シクラメン
特徴
中東部の平野が続く郊外エリア。平野を活かした米麦二毛作の生産が盛んなほか、東部地区でのきゅうりの生産量は全国トップクラスです。埼玉県・栃木県と隣接しており、県をまたいだ生活圏で活動する人も。県内有数のものづくり地帯で、さまざまな産業が盛んです。
西部地域
市町村
高崎市・安中市・富岡市・藤岡市・下仁田町・甘楽町・神流町・南牧村・上野村
主な作物
スイートコーン、鶏卵、スプレーぎく、はくさい、キャベツ、なす、ねぎ、いちご、山野草
特徴
北部は交通アクセスの良い都市部、西部は風光明媚な自然が味わえる山村が広がるエリア。全国的にも有名な下仁田ねぎの生産も行われています。
中部地域
市町村
渋川市・前橋市・伊勢崎市・吉岡町・玉村町・榛東村
主な作物
豚、小麦、ほうれんそう、キャベツ、ねぎ、きゅうり、トマト、なす、いちご、牛乳、肉用牛、鶏卵、ばら
特徴
東西南北にまたがるなだらかな傾斜地を生かして、多種多品目の農産物、畜産物が生産されているエリア。利便性と豊かな自然を兼ね備えた暮らしやすさが魅力です。
群馬県で農業に携わってみませんか?
群馬県の農業の特徴から、さらに地域別の農業の特徴までご紹介しました。群馬県内にお住いの方も、意外と知らない魅力を発見できたのではないでしょうか。
農業ジョブでは群馬県の農業の求人をたくさん掲載していますので、「群馬で農業に挑戦してみたい!」と思った方はぜひ、積極的に応募してみてください。
また、「まずは誰かに相談してみたい」という方は、下記の相談窓口をご活用ください。
群馬県の就農相談窓口はこちら