装蹄師とは?気になる年収や資格について解説します!
装蹄師とは?
概略
装蹄師(そうていし)とは、主に馬の蹄に蹄鉄を装着する専門職のことを指します。装蹄師は、馬の蹄の健康を保ち、歩行や運動能力を向上させるために蹄鉄を適切に装着します。
馬の蹄を検査し、異常や問題がないか確認します。その後、蹄を適切な形状に整え、馬の蹄に適した蹄鉄を装着します。
蹄の健康を維持するために、定期的な蹄のチェックと必要なケアも大切な仕事の一つです。こういった仕事は競走馬のレースの結果を左右する大きな要素です。
仕事内容
装蹄師の仕事は馬の蹄にかかわることすべてになります。
・蹄の形状や硬さ、歩き方に異常がないかをチェック。
・成長しすぎた蹄を切り取り、適切な形状に整えるトリミング
・蹄に損傷や病気が見つかった場合の治療
・個体に合わせた蹄鉄の装着
馬がより早く、長く走ることができるように厩務員や獣医とコミュニケーションをとるのも仕事の一つとなります。
装蹄師のちょっと細かい話
少し細かい話になってしますのですが、装蹄師に似た職業に削蹄師が存在したします。削蹄はその字の通り、蹄を適切な形に削り、家畜のケガや病気を防ぐ仕事です。ここで一般的には削蹄師は牛を取り扱い、装蹄師は馬を取り扱うことになっています。
日本装削蹄協会では装蹄師と牛削蹄師と区分しているため、正式にはこのように呼び分けまています。
牛と馬にはどちらも蹄があり、人間の爪切りと同様にケアが必要とされます。馬は激しい動きを行うため足を保護するため、早く走るための蹄鉄を装着する一方で、牛の運動量はそこまで大きくはないため特別な蹄の保護を必要としません。歴史的には牛は古くから農作業を手伝う家畜として育てられ、作業効率化のために装蹄を施されてい時代のました。しかし、時代の流れとともにその慣習がなくなっていったために牛を装蹄することが少なくなり、今の住みわけができたというわけです。
気になる装蹄師の年収は?
一般的な競走馬1頭当たりの装蹄料は1~2万円となっています。3,4人のチームで装蹄を行い1日で数十頭を見ることが多いです。
初任者の装蹄師の年収は300~400万円ほど、経験豊富な指導レベルの装蹄師は600~800万円ほどの年収を得ています。
装蹄師になると?
装蹄師になるには?
装蹄師になるには日本装削蹄協会の定める専門資格を取得する必要があります。
認定装蹄師の資格は2級、1級、指導級と別れています。
講習機関は一年間と長く、まずは2級を取得し、その後昇給していく形となっています。
装蹄師になるメリット
認定装蹄師の資格を有していれば、JRAや競走馬を取り扱う牧場などに就職する際に有利に働きます。馬にかかわる仕事をしたいという人にとっては装蹄師の資格も一つの手段です。
装蹄師を目指すにあたっての注意点
装蹄師は馬を扱う職業であり、馬が暴れればケガをする恐れがあります。経験を積むのにも年数を必要とし、楽に稼げる職業とは言えません。装蹄師を目指す方は十分な下調べと準備をしましょう。
装蹄師のやりがい
自分が装蹄した馬がG1レースで勝利したり、ケガから回復したときに感じる達成感は他で味わえるものではないでしょう。馬とかかわる仕事をしたい人には装蹄師はうってつけの仕事と言えるでしょう。
まとめ
装蹄師は主に馬の蹄に蹄鉄を装着する専門職のことを指します。装蹄師は、馬の蹄の健康を保ち、歩行や運動能力を向上させるために蹄鉄を適切に装着します。
資格の取得にはかなりの期間を有しますが馬と深く関われる非常にやりがいのある仕事です
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装蹄師とは?
装蹄師は主に馬の蹄に蹄鉄を装着する専門職のことを指します。装蹄師は、馬の蹄の健康を保ち、歩行や運動能力を向上させるために蹄鉄を適切に装着します。
装蹄師の年収はいくらですか?
初任者の年収は300~400万円ほど、経験豊富な指導レベルの装蹄師は600~800万円ほどの年収を得ています。
装蹄師になるにはどうしたらいいですか?
装蹄師になるには日本装削蹄協会の定める専門資格を取得する必要があります。 認定装蹄師の資格は2級、1級、指導級と別れています。