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仕事や生活に役立つ食の資格一覧

食の資格を取得したい人の
食材別フード系検定一覧

近年は健康志向が高まり、食への関心が高まっています。健康的な食生活を目指し、食材の栄養や目利き、食文化、調理方法などに関心を持つ人が増えているのです。
そこで注目を集めているのが、食に関する資格です。食や食材に関する知識は、毎日の生活・健康管理に欠かせないものであり、すぐに活かせる実践的な知識でもあります。

近年は、農業者が販売や加工まで行うようになり、生産物の魅力を最大限に伝えることが求められてきています。食材についての幅広い知識を習得し、プロモーションに活かしている農業者も多くいます。

野菜・果物系資格

野菜ソムリエ

野菜ソムリエは、特に認知度の高いフード系資格と言えるかもしれません。芸能人が取得していたり、レシピの考案者が野菜ソムリエであったり、目にすることが多い資格の一つでしょう。
野菜・果物の基礎知識だけでなく、体への影響、魅力の伝え方、特徴を生かしたレシピ作成など、幅広い知識を習得できます。

野菜ソムリエ取得者は、料理教室主宰・セミナー講師・コラム執筆・レシピ開発・青果販売など、幅広い分野で活躍しています。
また、野菜ソムリエ資格には、初級のほか、野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロがあります。

「野菜ソムリエ(初級)」の詳細

取得方法7科目(2時間/科目)の講座受講と課題提出、修了試験合格が必要です。
通学だけでなく通信講座による取得も可能です。(修了試験は指定会場で受験が必要)
申込期間随時(講座・修了試験の日程は、地域・会場により異なる)
費用148,000円(税込)[内訳:入会金 10,800円・受講料 137,200円]
受検・受講資格特になし
難易度修了試験(マークシート方式)の合格率は約85%とされています。
会場全国各地
認定機関一般社団法人 日本野菜ソムリエ協会

野菜スペシャリスト

野菜・果物をおいしく効果的に摂取するために必要な、栄養・健康効果・調理法・選び方はもちろん、野菜を取り巻く社会環境まで幅広い知識を習得できます。
通学が必要なく、自宅で取得できるという点は大きなメリットでしょう。また自宅で試験が受けられるうえ、受講期間中であれば何度でも受検可能です。

取得した知識を仕事に活かしたい人はもちろん、美容や健康に興味のある人、趣味で野菜を育てている人など、幅広い人が「野菜スペシャリスト」資格取得に挑戦しています。

「野菜スペシャリスト」の詳細

取得方法通信講座(5ヶ月)を受講し、すべて添削課題を提出したうえで、試験に合格することで資格を取得できます。
申込期間随時
費用39,000円(税込)
受検・受講資格特になし
難易度合格基準:全問題の合計点数の70%以上の得点
会場通学不要(試験も自宅で受けられます)
認定機関一般社団法人FLAネットワーク協会

野菜・果樹栽培の求人はこちら

お米系資格

お米マイスター

お米マイスターは「お米の博士号」とも呼ばれる資格であり、お米に関係する専門的な職務経験がなければチャレンジできない資格です。
認定試験では、米の品種特性や精米技術、適切な保存、炊飯特性などの広域な知識習得が必要になるほか、店内のレイアウトや接客マナーまで問われます。

お米マイスターは、レベルに応じて「三ツ星」と「五ツ星」に分かれていて、五ツ星は三ツ星資格を取得しなければ挑戦できません。
難易度や合格率は公表されていませんが、「五ツ星」は難関とも言われています。

「お米マイスター(三ツ星)」の詳細

取得方法2日間の講義を受講し、筆記試験・食味試験に合格することで認定されます。
申込期間申し込み開始:11月ごろ(年1回・講習開催は3月)
費用講習費用:52,370円(税込)テキスト代を含む ※学生は半額で受講可能
受検・受講資格特になし
難易度
会場東京で開催
認定機関公益社団法人 日本炊飯協会・ごはんソムリエ事業

稲作の求人はこちら

肉系資格

お肉ソムリエ

お肉ソムリエは、お肉全般の幅広い知識を持ち合わせていることを証明する資格です。お肉と言っても、牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉・馬肉・ジビエと種類が多く、ハムやソーセージなどの加工品についての知識も問われます。また、各種類で多くの品種・銘柄があり、特徴も違います。
お肉グルメマイスターは、さまざまなお肉の栄養や健康効果、料理方法、下処理の仕方、目利き、適切な保存などの正しい知識を持つ、お肉のスペシャリストと言えるでしょう。

在宅で取得できるので、忙しい人も挑戦しやすいというメリットもあります。お肉に関わる仕事に携わる人、食育に役立てたい人、おいしいお肉の知識を習得したい人などにおすすめの資格です。

取得方法自宅で受験可能です。試験期間中(6日間)に試験を受け、解答用紙を日本安全食料料理協会に送ります。
申込期間奇数月(例:4月実施試験・申し込み期間3月1日~3月30日)
費用10,000円(税込)
受検・受講資格特になし
難易度合格基準:70%以上の評価
会場在宅受験
認定機関日本安全食料料理協会

お肉検定

お肉検定は、食肉の安全性に対する関心が高まっていることを受け、食肉の正しい知識を習得することによって、豊かな食生活につなげることを目的に実施されている検定試験です。
お肉検定は、さまざまな種類のお肉・加工品・内臓肉等の生産から流通、消費、調理にいたるまでの知識を深めることを目的として行われています。

「お肉博士1級」と「お肉博士2級」にレベル分けがわれていて、検定試験に向けた講習会が開催されています。(費用は別途必要)

お肉検定1級・2級

取得方法全国6会場で開催される検定試験に合格することで資格を取得できます。
(全5科目・100問出題)
申込期間開催年による
費用1級:6,600円(税込) 2級:4,400円(税込)
受検・受講資格特になし
難易度合格率 1級:46.4%(第10回)、2級:76.3%(第10回)
会場全国約150会場(47都道府県)
認定機関全国食肉検定委員会

肉牛・養豚・養鶏の求人はこちら

「食」の資格は役に立つ?

フード系の資格は、ここで紹介した資格の他にもたくさんあります。資格の種類によって、就職に直結するものもあれば、そうでないものもあるかもしれません。
しかし、農業ビジネスにおいて食品の深く幅広い知識は、生産物の魅力を最大限にアピールすることを可能にしたり、言葉に説得力が増したり、就職してから役立つことは確かでしょう。「取得した資格をどのように活かすか」が大切だと言えます。

誰もが資格取得によるリターンばかりに目が行ってしまいますが、フード系の資格は生活を豊かにしてくれるという魅力もあります。仕事だけでなく、暮らしや健康、美容、趣味など…幅広く応用できることが期待できます。ぜひ自分に合った資格を見つけてください。

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この記事を書いた人

  • 農業ジョブ 編集部
  • 農業求人情報サイト「農業ジョブ」編集スタッフ。
    仕事の魅力やそこで働く方たちを日々取材しています。

    日本の農業・林業・漁業を盛り上げるべくさまざまな視点から情報を発信中!
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