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メルカリで野菜販売は儲かる?

メルカリで野菜販売、儲かる?
鮮度は大丈夫?

スマホで簡単に始められ、個人間で物品の売買を手軽に行えることから、近年女性を中心にフリマアプリが人気を集めています。中でも、「メルカリ」は日本で7,100万ダウンロード・世界合計で1億800万ダウンロードを越え、高校生からお年寄りまで幅広い年代が利用しています。
膨大な商品を扱っているメルカリですが、野菜も販売されていることをご存知でしょうか?中古品のイメージが強いですが、新鮮な野菜も出品されているのです。

そもそも、野菜を売っていいの?

メルカリには、ルールで出品を禁止しているものもあります。食品に関しては、生の食肉や魚介類の出品が、安全面・衛生面の観点から出品が禁止されています。その他、保健所などの許可がない加工食品、消費期限が到着後1週間以内に切れる食品などの出品も禁止されています。

出品方法や取引、配送などにおいてルールやマナーを守っていれば、野菜を出品することは基本的に問題ないようです。もちろん、野菜を加工した場合には、「加工食品」として扱われるため出品できません。

誰でも野菜を販売できます

野菜を販売すること自体には、必要な免許や許可は不要です。しかし、販路の開拓は簡単なことではありません。
農業を始めたばかりで販路を確保していない人は、メルカリならばすぐに販売を開始することが可能でしょう。メルカリを活用してファンを増やしている農園もあり、上手に活用することで、さらなる販路開拓につながるかもしれません。

メルカリでは、プロ(農家)が栽培した野菜だけでなく、非農家の人が家庭菜園で栽培した野菜も販売されています。販売すれば必ず売れるというものではありませんが、誰でも販売するチャンスを得られるのです。

野菜の販売にメルカリを利用するメリット

ユーザーが多いということが、メルカリの最大の強みだと言えますが、野菜販売においてのメリットも多くあります。

無料で出品できる

メルカリは出品料がかからないため、手軽に野菜販売を開始できます。初期費用がかかる場合、売れなかったら赤字になってしまいますが、そのリスクなく販売を開始できるのは大きなメリットでしょう。

余分に収穫できた時だけ
販売できる

野菜ができすぎて余っていても、通常の出荷先に多く出せるわけではありません。余った野菜を廃棄野菜にせず、有効活用することが求められていますが、メルカリならば野菜が余った時だけ出品することが可能です。

規格外の野菜も販売できる

市場やスーパーに出荷できない規格外野菜も、メルカリでは販売できます。規格外野菜は、見た目が良くないだけで、鮮度や味、品質には全く問題ありません。色・形よりも、鮮度や安全性を重視する消費者が多く、安く良い野菜が購入できるとあってニーズは高いです。

購入者に詳しい説明ができる、
直接声が聞ける

近年は生産者が消費者に直接販売するツールが増えていますが、消費者とのふれあいを持っていない農家は少なくありません。メルカリでは購入者と直接やりとりを行うため、消費者の声を聞くことができ、野菜や栽培方法などの魅力をダイレクトに購入者に伝えられるなどのメリットがあります。

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メルカリでの野菜販売のデメリット

メリットの多いメルカリにも、デメリットがあります。デメリットを把握したうえで、上手に活用することが大切でしょう。

やりとりなどの手間がかかる

メルカリは、購入者と直接やりとりをする必要があります。購入者とのやりとりが多く、それを負担に感じる出品者も少なくありません。また、個人取引なのでトラブルが起こる可能性も否定できません。

発送方法によっては
鮮度が落ちる

野菜の種類や発送先によって、クール便でなければ鮮度が落ちてしまう場合があります。購入者がクール便を選択してくれるとは限りませんし、送料込みで販売する場合には、その分利益が薄くなってしまいます。

価格勝負になりやすい

価格勝負になりやすく、価格を下げなければ売れない場合もあります。「売れれば良い」という考えならば問題ありませんが、価格を下げたくない場合には工夫が必要です。

販売手数料がかかる

メルカリの使用料はかかりませんが、販売を行った場合、手数料が販売価格の10%かかります。販売手数料がかかるため、利益はその分薄くなってしまいます。

メルカリは販路の一つ

メルカリを利用するメリットは多数ありますが、メルカリ以外にも販売方法は数多くあり、それぞれにメリットがあります。メリットを活かした販売方法を選ぶことが、利益を生むことにつながると言えるでしょう。
メルカリは小規模の売買を想定したシステムであることから、メルカリでの販売だけで大きな収入を得ることは難しいことかもしれません。しかし、販路の一つとしてメルカリを活用することは有効でしょう。

「ネット販売」と一言で言っても、その形態や種類は多数あります。そして、今後さらに増えていくことが予想されます。卸売販売だけでなく、直接販売にネット販売に…と販路は増えています。良い野菜を作ることだけでなく、より儲かる販売方法を選択することが求められるでしょう。

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この記事を書いた人

  • 農業ジョブ 編集部
  • 農業求人情報サイト「農業ジョブ」編集スタッフ。
    仕事の魅力やそこで働く方たちを日々取材しています。

    日本の農業・林業・漁業を盛り上げるべくさまざまな視点から情報を発信中!
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