援農ボランティアで農業を支える！？【農業の楽しさを体験しよう】　

更新日：2024.07.31

農業初心者歓迎！援農ボランティアで農業をやってみよう

援農ボランティアという言葉をご存じでしょうか。援農ボランティアとは、農家さんを支援するボランティアとして活動することです。野菜や土いじりが好きな方、自然を感じながら作業したい方、そして新規就農を目指している方に大変おすすめできる取り組みになっています。
本記事では援農ボランティアの実態や魅力を徹底解説します！

援農ボランティアとは？

援農ボランティアとは、農業を支援するためにボランティアとして農作業を手伝う活動のことです。農家の人が忙しい時期や人手が足りない場合に、ボランティアが畑作業や収穫、種まき、草取りなどの作業を行います。つまり、人手不足に悩む農業者と農業をサポートしたい消費者を結ぶ事業だと言えます。

援農ボランティアの魅力を紹介

援農ボランティアの魅力は多岐にわたります。
①農業体験ができる
援農ボランティアは、実際に農作業を体験する貴重な機会です。都市生活では味わえない自然との触れ合いや、季節ごとの農作業の楽しさを感じることができます。

②地域貢献
農業は地域の基盤であり、援農ボランティアを通じて地域社会に貢献できます。特に高齢化が進む農村部では、労働力不足が深刻な問題となっているためボランティアの存在は非常に重要です。
また、農業はその地域の文化や伝統と深く結びついています。地元の祭りやイベントに参加する機会もあり、その土地ならではの文化を体験できるかもしれません。

③健康促進
体を動かすことが多い農作業は、心身の健康にも良い影響を与えます。新鮮な空気を吸いながら体を動かすことで、ストレス解消や体力向上が期待できます。

④達成感
自分の手で育てた作物が収穫できたときの喜びは格別です。また、収穫した作物を味わうことで、大きな達成感を得ることができます。

援農ボランティアのメリット・デメリット

援農ボランティアのメリット

【就農へのステップ】
実際に農業を体験することで、自分に合っているかどうかを確かめるたり農業の基本的なスキルを身につけたりすることができます。援農ボランティアをきっかけに、就農への興味を深める人も多いようです。

独立支援可能の農業求人一覧はこちら

【健康促進】
農作業は体を動かす機会が多く、健康維持やストレス解消に役立つ点で健康促進につながると言えます。また農作業は朝早くから始まるものが多いため、必然的に早寝早起きの習慣が身に付き生活リズムが整う環境にあります。

【人脈作り】
同じ志を持つボランティアや地元の農家との交流を通じて、新しい人間関係を築けます。また農業において地域とのつながりを持っておくことは必要不可欠です。新規就農を目指す人にとって、援農ボランティアに参加し地域の農家とのかかわりをもつことで就農後スムーズに地域と交流できるかもしれません。農業の知識をもつ人とのつながりがあることは、 将来必ず助けになるはずです。 

援農ボランティアのデメリット

【移動の手間】
農業は多くの場合都心から離れた場所にあります。農村部への移動が必要な場合、交通手段や時間の確保が課題となる場合があるかもしれません。

【費用負担】
ボランティア活動の参加費用や移動費、滞在費などの自己負担が発生する場合があります。またそもそも、ボランティアでの活動となるので給与は発生しない場合がほとんどとなることにも注意しましょう。

【経験不足】
農作業にあまりなじみのない方は農業の専門知識や技術が不足しているため、最初は戸惑うことが多いかもしれません。できることを自分から探したり、農家さんにやってほしいことを尋ねたりする必要があります。また、「初心者歓迎」という文言を掲げたボランティアの募集も多いので、これらの中から作業先の農家を探すのも有効でしょう。
社会人未経験歓迎の農業求人一覧はこちら

【スケジュール調整の難しさ】
水稲の育苗、田植え、稲刈りや、野菜の初夏から秋の収穫時期が忙しくなり人手を必要とする一方でその他の時期や閑散期は人手に影響がありません。自分が援農ボランティアに参加したい時期と農家さんが人手を欲している時期が必ずとも被るとは限らないので、援農ボランティアに参加する意思が決まったらなるべく早くに日程を調整することをおすすめします。

【希望の業務ができるわけではない】
必ずしも希望する業務に従事できるわけではない点があります。多くのボランティアが収穫作業を望む傾向にありますが、実際には収穫以外の作業、例えば土づくりや種まきといった重要かつ労力を要する作業に従事する必要があります。これらの作業は農業の基盤を支えるものであり、収穫以上に優先される場合が多いのです。農業の多様な業務を理解し、柔軟に対応する姿勢が求められます。

援農ボランティアへの参加手順

受け入れ先の探し方

1：地域農業団体やNPOの連絡先
地域の農業関連団体や非営利団体（NPO）に直接問い合わせて、援農ボランティアの受け入れ状況や活動内容を確認します。
2：インターネット検索
援農ボランティアプログラムや地域名を組み合わせて検索し、オンラインで情報を収集します。公的・民間問わず多くの機関が援農ボランティアの募集情報を扱っています。

3：地域自治体の情報公開
地方自治体のウェブサイトや情報公開媒体で、援農ボランティアの募集情報を確認します。例えば東京では、とうきょう援農ボランティアに多くの募集情報が掲載されています。こちらは公益財団法人東京都農林水産振興財団が運営する無償のボランティア制度です。東京で援農ボランティアの参加を考えている方はぜひチェックしてみてください♪

参加の申し込み

受け入れ先が決まったら、申し込み方法や必要書類について確認し、指定された手続きを行います。申し込み期限や条件、フォームなど受け入れ期間によって様々異なるので注意しましょう。

参加の準備と心構え

・精神的な準備：参加先の地域社会の現状を理解し、ボランティアとしての貢献意識を持ちましょう。また、できることを自分から探したり、農家さんにやってほしいことを尋ねたりする主体性や、やりたい作業ができなかったときにもくじけ無しタフな心が必要になるかもしれません。
・身体的な準備：農作業に必要な服装や道具を用意し、長時間の屋外活動に備えます。
・安全対策の確認：作業中の安全を確保するためのルールや指示に従い、リスク管理を行います。また業務内容が危険な場合はあらかじめじめ個人で保険に入会するなど対策をとるのも得策でしょう。

まとめ

援農ボランティアは、単なる作業支援を超えて地域社会との絆を築く貴重な体験です。参加することで、自己成長や社会貢献の実感を得ることができるでしょう。また就農を見据えている方や農業の体験を希望しているこ方にとって、インターンや住み込みバイト、ワーキングホリデーもおすすめできますよ！こちらもぜひチェックしてみてください♪

よくある質問

この記事を書いた人

• 農業ジョブ 編集部
• 農業求人情報サイト「農業ジョブ」を15年以上運営してきた、農業に精通したスタッフが運営！
  
  日本の農業・林業・漁業を盛り上げるべくさまざまな視点から情報を発信中！
  
  農業ジョブ公式Instagram